逆境こそ、我々の盟友

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失敗から学ぶ姿勢が大切である、というのは以前の記事で書きました。

しかし、やはり人は失敗すると落ち込むものです。

 

また失敗するのではないか?

自分には才能がないのではないか?

何をやっても自分はダメなのではないか?

 

不安な気持ちが膨れ上がっている状態では、失敗から学ぼうと思っても不安が邪魔をして集中できません。

 

こういったとき、僕たちはどうすれば良いのでしょうか?

 

 

【説明スタイルを悲観主義から楽観主義に変えてみよう】

ポジティブ心理学でお馴染みのマーティン・セリグマンは楽観主義者と悲観主義者の研究も行っています。

その研究でわかったことの1つは、楽観主義者と悲観主義者とでは困難に陥ったときの状況説明の仕方(説明スタイル)が異なるということです。

 

悲観主義者は、悪いことは長く続き、悪い状況は自分では変えられなく、その悪い状況に陥っているのは自分が悪いからだ、と思いこみます。

一方、楽観主義者は同じような不運に見舞われても、その状況は一時的で、その状況に陥ったのは自分のせいではなく、そのときの状況や不運や他の人々などの様々な影響によるものだ、と思うのです。

 

つまり、悲観主義者は悪い状況をコントロール不可能と考え、楽観主義者は悪い状況をコントロール可能と考えるのです。

 

楽観主義者は敗北したとしてもめげずに、これは試練だと考えて、さらに努力をするのです。

不安な気持ちが膨れ上がったときは、まずその気持ちから逃げずに真摯に受け止めて、説明スタイルを楽観的にしてみましょう。

 

 

【不安を取り払うための反論を用意する】

悪い状況を受け止めることができたら、次は「失敗から学ぶ」ためのモチベーションを取り戻す必要があります。

 

そのためには不安な気持ちを取り払うための反論を予め用意しておきましょう。

 

例えば、試合に負けてしまったとき。

 

次の試合もこの調子だと負けるのではないか、と不安になります。

そのとき、心の中でその意見に反論するのです。

 

「いやいや、今の試合に負けたからといって、次の試合も負けるとは限らいない」

「今の試合はシュートチャンスがたくさんあったにも関わらず、しっかり決めきれなかったから負けてしまったんだ。ドリブルで相手を抜くことはできたし、パスで相手のDFを崩すことができたシーンもたくさんあった」

「よし、次の試合はゴール前では焦らないようにしよう。そのためにはできるだけフリーでボールを受けられるように、相手のマークを外す動きをもっと積極的にしていこう」

 

反論すること、できたことにも目を向けること、反省して次の行動に失敗を活かすこと、これらをすることで不安な気持ちを引きずらず、前向きに次の試合に臨めるでしょう。

 

逆境こそ、僕たちを成長させてくれます。

永遠に続く逆境などありません。

「逆境こそ、我々の盟友だ」と思いながら、自己成長のチャンスと捉え、同じ失敗を繰り返さないように学んでいきましょう。

 

 

【Today’s Book】

マーティン・セリグマン(2013)『オプティミストはなぜ成功するか』、パンローリング株式会社