一歩一歩進んでいる自分をイメージしよう

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以前「イメージするだけでは、成長できないことに気付きましょう」という記事でも書きましたが、大切なのは理想と現実のギャップをどう埋めるかを考慮して目標への計画を立てることです。

つまり、成功体験などをイメージしてもあまり意味がないということですね。

 

理想と現実のギャップを埋めるというプロセスをどのように進んでいくかが大切ということは、ギャップを把握することと同じくらい計画を立てることも大切なのです。

 

今回はその計画づくりについて書いてみたいと思います。

 

 

【テストで高得点を取れた学生はどっち?】

ある実験では成功体験を「夢想」した被験者よりも、「期待」した被験者の方が実際に行動を起こす確率が高いということが分かっています。

 

夢想とは、言葉のとおり夢や理想を想像することです。

これは現実の自分や目標達成のための行動プロセスなどは想像していません。

期待とは、自分の目標が本当に達成可能か慎重に考え、目標達成までの道筋を具体的に想像します。

 

実際の実験では、

Aグループ:テストで高得点を取っている自分を想像してもらう。

Bグループ:テストで高得点を取るための手段を実行している自分を想像してもらう。

 

結果は……、

目標だけをイメージした学生(Aグループ)よりも、スキルや知識を獲得している様子をイメージした学生(Bグループ)の方が長時間勉強し、成績も良かったという結果でした。

 

 

【WOOPで具体的な行動プロセスをイメージしよう】

というわけで、成功体験だけをイメージするよりも、実際に目標達成に向けて行動している自分をイメージした方が良いことが分かってもらえたと思います。

では、具体的にはどのようにイメージしていけば良いのでしょうか?

 

ここで参考になるのが「WOOP」という手法です。

僕たちが行動をイメージするための1つの手助けとなってくれるでしょう。

 

①Wish(希望)

まずは身につけたいスキルや達成したい目標を書いてみよう。

②Outcome(結果)

達成したことで得られる最善の結果を書き出してみよう。

③Obstacle(障害)

目標を達成するためのプロセスの中で直面しそうな障害を書き出してみよう。

④Plan

 上記の3つを基に、行動計画を立てていく。

 

「Wish」「Outcome」「Obstacle」「Plan」の頭文字を取って「WOOP」となっています。

この上記の順番でイメージしていくと、理想と現実のギャップを把握でき、かつ、予測可能な障害も考慮しながら具体的な行動が立てていけると思います。

 

もちろん、予測不可能な突破的な障害も出てくることがあるでしょう。

しかし、事前に戦略を立てられるような障害にエネルギーを取られないようにしておけば、余裕を持って不測の事態に対応できるようになると思います。

 

自分自身の考えるためのエネルギーや行動を起こすためのエネルギーは無限ではありません。

疲れたら休息が必要ですし、栄養の補給も必要です。

身体はもちろんですが、考えるのにも体力が奪われます。

本当に重要な課題や突発的な障害を乗り越えるためにも、無駄なエネルギーの浪費は「WOOP」などによって避けていきましょう。

 

 

【Today’s Book】

ジェレミー・ディーン(2014)「良い習慣、悪い習慣」、東洋経済新報社