幸せの扉を開く3つの鍵とは?

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「幸せへの鍵は目標を達成することにではなく、目標を追求するプロセスにある」

 

今回の本、タル・ベン・シャハー著『HAPPIER』で引用されていた言葉です。

僕自身も「確かにそうだよなぁ」とこの言葉を本で目にした瞬間に納得していました。

 

文化祭も文化祭当日よりもみんなと一生懸命に準備している期間の方が振り返ってみると楽しかったりするものです。

人生も多くの人は青春時代(大人への準備期間)の方が、楽しかったのではないでしょうか?

 

目標を追求するプロセスに「幸せ」というものが潜んでいることは納得感がある方が多いと思います。

しかし、そのプロセスにおいて僕たちは何をすれば、あるいは何を持っていれば「幸せ」と思うのか?

幸せの扉を開く鍵は、3つあるようです。

 

 

【MPSプロセスが僕たちに幸せを実感させる】

今回の本で紹介されているのが「MPSプロセス」というものです。

これは「Meaning(意義)」「Pleasure(喜び)」「Strength(長所)」の3つの頭文字を取って名付けられたものです。

幸せへの扉は「意義」「喜び」「長所」の3つがそろったときに開くようです。

 

①Meaning(意義)

自分の行っていることが自分自身の未来への利益に繋がっているかどうか。

例えば、煙草は現在の自分へは快楽をもたらすでしょう。

しかし、長期的に見れば健康に害悪であり、未来の利益を損することになります。

その煙草代金を1冊の本や自分への投資へ回すことができれば、そこで得た知識は未来への利益を繋がる可能性は高いでしょう。

 

②Pleasure(喜び)

自分の行っていることが自分自身の現在への利益に繋がっているかどうか。

例えば、出世競争やスポーツなどのレギュラー争いは苦しいことに耐えることによって目標達成を目指します。

こういったことに幸せを感じる人は体育会系の方には多いでしょう。

しかし、これは幸せではなく、苦しみからの解放感を幸せと錯覚しているに過ぎないのです。

苦しい体験がなくなったことで精神や身体が今までより楽になったことを「幸せ」と解釈してしまっているのです。

これは一時的な架空の幸せであり、あっという間に架空の幸福感は喪失します。

そして彼らはまた、苦しい体験を求めるようになるのです。

現在の利益(喜び)を蔑ろにして、未来の利益(意義)だけを得ようとしても、それは本当の幸せとは言わないのです。

 

③Strength(長所)

自分の行っていることが自分自身の得意なこと、長所を活かせているものかどうか。

自分の得意なものを活かせていれば、その行動や体験は達成する確率も高く、幸せを感じやすいことでしょう。

また、行動を継続するという観点からも短所よりも長所を活かした活動の方が継続しやすいのではないでしょうか。

 

この3つが交わる領域を自問自答しながら特定し、幸せな体験を自ら創り出していくことが大切なのです。

 

 

【苦しみは大事だ】

タル・ベン・シャハー氏は「幸せ=意義+喜び+長所」というような幸せの公式を説いていますが、僕個人の意見は「目標を追求するプロセスにはドラマがあった方が楽しいのでは?」と思っていたりします。

ドラマには「幸せ」だけでなく、「苦しみ」も必要だと思うのです。

 

苦しみからの解放感を幸せと錯覚しているという話がありましたが、確かに一理あるでしょう。

しかし、生きているという実感は「幸せ」ではなく「苦しみ」から得られるような気がします。

そして、「幸せ」というのは「生への実感」の上に成り立っているものであると思うのです。

つまり、「生への実感」がなければ、そもそも「幸せ」を感じることはできないのです。

 

「苦しみ」を体験したことがあるから、その反対の「幸せ」を感じることができる。

先に書いた3つの鍵を手に入れるためには、おそらく「苦しみ」を避けて通ることはできないでしょう。

僕たちは、どうしても「苦しみ」を避けようとしてしまいます。

 

避けるのではなく、受け入れることが大切なのです。

 

「苦しみは大事だ。何も感じる事が出来ないなら、生きているのか死んでいるのかわからない。生きていこうとするから苦しい。身体が生きたいから苦しい。それは、抗っているのだから。消滅から抗っているから、だから苦しい。痛みを受け入れろよ。それが生きるって事だ。」(草薙健一郎『サクラノ詩』)

 

排除しきれないリスクは、無理に避けようとせずに受け入れて、苦しみながらも立ち止まらずに一歩踏み出していくことが大切なのだと思います。

 

 

【Today’s Book】

 タル・ベン・シャハー(2007)『HAPPIER』、幸福の科学出版