イメージするだけでは、成長できないことに気付きましょう

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成功している自分をイメージしましょう。

 

テストで100点を取っている自分。

ハットトリックを決めた自分。

将来なりたい職業になれた自分。

などなど。

 

いわゆる、巷で言うところの「引き寄せの法則」などが上記にあたると思われますが……。

実際に、「イメージしただけで、成功できる」というのは本当なのでしょうか?

 

 

【大切なのは「現実と理想のギャップ」の理解】

心理学では「メンタルコントラスト」という手法があります。

この手法は、理想の自分(目標)と現実の自分(現状)を比較することで、現在の自分に足りないものは何か、何をすべきかに気付くためのものです。

 

適切な努力をするには、この「現実と理想のギャップ」を把握しておくことが不可欠です。

がむしゃらな努力は理想の自分になるという観点では、残念ながら無意味です。

適切な方向、適切な方法、適切な分野での正しい努力が必要です。

 

その努力の出発点となるのが、現実の自分から理想の自分になるまでの距離の把握なのです。

 

 

【目標までの距離感を意識しよう】

目標までの距離を把握できるようにしておくことは重要であり、それはモチベーションにも繋がります。

目標を立て、現在の自分の能力を把握し、目標までの距離を意識しながら前に進むことが無駄な努力にしないためにも必要です。

 

目標を達成するための道程で必ず道をふさぐ障害というのは目の前に出てきます。

それは事前に予測できるものもあれば、始めてみなければ分からないものもあります。

事前に予測できるものは、しっかりと準備をしておき目標を立てる段階のときに、その予測され得る障害への対処方法は考えておきましょう。

 

例えば、

5キロ痩せたいという目標であれば、事前に予測できる障害はお菓子などの間食ではないでしょうか?

であるならば、その障害への準備として「朝食は必ず食べる」や「お菓子は視界に入らないように戸棚の奥の方の取り出しにくいところへ仕舞っておく」などいろいろ予防線を張ることはできると思います。

 

また、最大の目標(理想の自分)までの距離が遠いと感じたときは、中間目標や小さな目標を最大の目標の間に作りましょう。

そうすることで、最大の目標を達成するまでに小さな目標でも小さな達成感を得ることでき、モチベーションが維持しやすくなります。

 

 

【イメージするのであれば、実際に行動をしている自分をイメージしよう】

イメージするだけでは、成長できないことが分かってもらえたと思います。

しかし、多くの成功しているアスリートなどは「イメージが大切」的なことを言っている人は多いと思います。

 

これはどういうことなのでしょうか?

おそらく、彼らは「成功している自分」のイメージがかなり具体的なのだと思います。

 

例えば、

サッカーであれば、優勝カップや最優秀選手賞などを貰っている自分を想像するのではなく、決勝戦の90分間の試合を頭の中で再生しているのです。

ゲームの流れ、自分の動き、ドリブルのコース取りやフェイント、パスのタイミング、相手のボールを取るタイミング、などなど。

予想されるありとあらゆるパターンを頭の中で再生し、具体的な身体的行動をイメージしているのです。

 

優勝カップを貰うというのは、自分の意思ではコントロールできません。

試合で勝った結果として、その現象が生まれるだけであり、試合に勝つという結果を生むための具体的な行動をイメージしない限り、理想には近づけません。

 

イメージすることはとても大切です。

頭の中でイメージできないものを身体で表現することはできません。

現実の自分の能力を把握した上で、具体的な行動をイメージしましょう。

そして、イメージだけで終わることなく、今の自分に足りたい部分の改善を実践していきましょう。

 

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