チームメイトにライバルなんていない

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これは僕の中学時代の恩師からの受け売りですが、

 

「Bチームの強さが、真に強いAチームを育てる」

 

つまり、本当に強いチームはBチーム(あるいはベンチメンバー)も強い、ということです。

 

考えてみれば、簡単なことでしょう。

チームの練習時に、強いメンバーと1対1ができる環境、強いチームと紅白戦ができる環境があるというのは、それを持たないチームと比べれば有利か不利か問われれば、明らかに有利であると思います。

 

しかし、ここで僕は思うのです。

優秀な選手同士がポジション争いをし、競争し、仲間を蹴落としてでもレギュラーを奪い取る、というような思想が真に強いAチームを作っているわけではないのだと。

 

僕が今回読んだ本にはこう書いてありました。

「社内競争はチームワークを弱める」

「競争と成功は別物であり、人は競争しなくても目標を実現できる。優れた行動に競争は必要ない」

といった内容です。

 

一つのチームは相互依存の関係で出来上がっています。

 

その中には

ディフェンスは下手だけど、シュートは得意な選手。

テクニックはないけど、一生懸命に走って守備に貢献する選手。

身体は小さいけど、決定的なパスを何度も出すことができる選手。

 

チームというのは各人の弱みを各人の強みで補っているのです。

 

もちろん、監督の意向でドリブルが得意な選手主体なチームだったり、身体能力が高い選手主体なチームだったりする場合もあります。

 

しかし、その場合はやはり、強みが際立つ分、弱みも際立つのです(トレードオフの関係です)。

 

それが良いか悪いかは別にして、僕がここで言いたいのは「チームは相互依存で強さが決まる。であるならば、チームとして成功するにはチームワークが何よりも不可欠である」ということです。

当たり前のことだと思われるかもしれません。

しかし、そのチームワークを崩すのが「社内競争(ポジション争いなど)」だと思うのです。

 

弱いチームでは「ポジション争い」=「お互いを傷つけ合う関係(競争)」となっていることが多々見られます。

Aチームの選手が威張っていたり、敵意を出したり、などチームの雰囲気がギスギスしています。

 

しかし、強いチームでは「ポジション争い」=「お互いを高め合う関係(共創)」となっている場合が多いです。

 

学校などのクラスもそうなのではないでしょうか。

共に傷つけ合うケンカ(暴力)をしているクラス、共に高め合うためのケンカ(議論)をしているクラス、どちらが優秀でしょうか?

 

ライバルというのは良い言葉です。

しかし、チームメイトにライバルという言葉は不適切でしょう。

チームメイトにライバルなんていません。

 

共に高め合い、共に助け合うフラットな関係性が真に強いチームを作っているのではないかと思います。

 

【Today's Book】

 ジェフリー・フェファー(2014)「なぜわかっていても実行できないのか」、日本経済新聞出版社